美術館、図書館、古文書館
 「子供の頃の遊び、どんな遊びをしていたか」No.3 (2013/01/06登録)

 この雑談に下記を寄せていただきました。
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 2013/01/06

   子供の頃の遊び かたやのおじさん 萩原(G)

 野本研究所は野本みどり(G)さんのお父さんが主宰していた絵の教室で、岸町小学校の北東通用門に面していた。
 放課後になると、その路上に露天商が居ることがあって、ちょっとしたお祭り空間を醸していた。

 5年生の頃だと思う、「かたや=型屋」のおじさんが現れた。
 動物などが彫られた5cm四方の素焼きの雌型、棒状の粘土、赤や青の色粉が入った袋が地べたに並べられていて、
 どれも5〜10円で買える。

 おじさんの間近には、50円以上もする大きな型や金粉・銀粉の袋が置いてある。
 型に色粉を塗って粘土を押し込む、そっと取り出すと完成だ。おじさんに預けておくと、やがてコンクールが始まる。
 おじさんのワンマン審査は、型の大きさや色粉の使い方などで優劣が決まる。
 大きく羽ばたく鷲に金や銀の色粉がふんだんにまぶされていれば優勝間違いなし―でも、こういうのを出品できるのは、
 どこかのお坊ちゃんだけだ。
 ゴム印の押されたボール紙の金券が、ランクに応じて貰える。
 この繰り返しで、かなりの間、おじさんは店を張っていた。

 ある時、佐藤(B)君が銀粉の入った缶を持ってきた。お父さんが自転車修理をやっていて、家にふんだんにある、という。
 岸町小の北西の坂上に住んでた鶴岡(C)君は、目の前の岸小の崖から粘土を調達して来て、みんなで棒状にした。
 小沢サンという一年上のひとが、金券を大量に作って来た。ゴム印は会計士をやっているお父さんの商売道具だった。

 ・ ・・型のいくつかと金券が手元に残って、野本研究所前からおじさんは消えた。

 ※東京の板橋付近で育った同世代の友達は「ねんどや」と呼んでいたという。


 校門前露天商(記憶にあるもの) F T.T
 
 競馬:円コース
 水泳:直線コース、「第一のコース、赤パンツ....」
 レントゲン:指の骨、卵の黄身が見える。
 運動靴修理:アスファルトのようなものを溶かし、穴を埋める。
 手品道具:指に挟んだ玉が増減する。
 ひよこ:
 亀